悪魔のシナリオ

頭の好さも色々で、
回転が速さや、記憶の好さ、
その場に同化する能力、

そういった正統派に混ざって
「都合よく豹変出来ること」も
堂々上位入賞ですよね(^^v

「君子豹変す」
などというと、もともとは、
過ちに気づいたらすぐにあらためる
素直さを指して言いましたが、
最近では有利な方に乗り換えて行く
都合の好さを皮肉る言葉です。

つまり利口ではあるけど
ずるい人を言うのです。

たしかに、そういう嫌なやつ
クラスにも職場にもひとりくらいは
必ずいるもんですね(ーー;

 

これは他人の目を気にして
よく思われよう、有利になろうという
不純な動機が悪いのであって、
自分の行動を理想的に制御するための
道具として使うと話が違います。

具体的には、たとえば
顔を見るのも嫌な、存在だけで
気分が重くなってしまう、
そんな同僚かなにかが
あなたに居たとしましょう。

嫌だ嫌だと嘆いてみても
それだけでは何も改善されず、
ただあなたの一日が
もったいなくなるだけです。

それなら、自分の都合の好い方に
事実を変えてしまいましょう。

とは言っても、あなたは
人事部長でも裁判官でもないので
その人を変えるのは無理です。

そのが存在することで
あなたに都合がよくなる理由を
捏造(ねつぞう)するんです。

 

「あの人がいなければ、
ぬるま湯のような職場で安心して
私の進歩はなかっただろう!」

「あの人をみているおかげで
自分の落ち度が目立たなくて助かる。
ありがたや、ありがたや!」

「心理学の勉強のモデルとして
なんてわかりやすいキャラなのだろう!」

自分の頭の中だけですので
はじめは悪魔のような考えでも
とりあえず採用しましょうか。

そのうちに、自分も気分よくなる
上手な考えが浮かぶようになりますから、
ますます頭が好くなりますよ(^^v

 

また明日、ごきげんよう