客観性より大切なもの

アルバート坊やの実験って
聞いたことありますか?

かつて、信じられない実験が
アメリカで行われました(ーー;

被験者は生後わずか11ヶ月の
アルバート坊やで、
坊やに白いネズミを見せて
触ろうという動作をしたとたん、
鋼鉄の棒をハンマーで叩いて、
大きな音をたてるというのです。

坊やは驚いて泣くのですが、
(すでにこの時点で残酷ですね)
それをなんども繰り返すうちに
(繰り返すなよ!)
白いネズミを見せただけで
大泣きするようになりました。

もともとはネズミを
恐れていなかったというのに、、、

さらにこれを繰り返すと
(オイオイ、、、)
白いネズミを連想させる
白いウサギ、白いコート、白いお面などまで
怖がって泣くようになりました。
(何てことしやがる!?)

これを見て大喜びしたジョン・ワトソンは
(喜ぶな!)
S-R理論を打ち立てて有名になりました。

彼の言い分としては、
「心理学が科学的であるためには
客観的に観察可能な行動を対象とすべき」
というのですが、
生後わずか11ヶ月で
白いもの恐怖症にされた坊やを
何だと思っていたのでしょう?

現代なら、倫理的な問題で
絶対に許されないと思いますが、
国によっては怪しいもんですね(ーー;

いやいや、日本だって
かつては恐ろしい研究をする
部隊が実在したのだし、
絶対に無いとは言えませんね。

、、、いや、多分あるでしょう。

、、、無いことを祈りたいです。

客観的とか再現性とか
確かに大切なのでしょうけど、
それを求めるあまりに
人の尊厳が見えなくなるようなら
なにかが間違っていますね。