ケチャップの悩み

ケチャップは好きですか?

それ自体はめったに使わなくても
突然恋しくなるのが
喫茶店のナポリタンですね!

いまみたいにエラぶったのじゃなく、
玉ねぎ、ピーマンそしてウインナーを炒めて
ケチャップをからめただけの、
いわゆるB級品でした。

粉チーズを山ほどふりかけ
ベチャベチャと食べたあの味が、
なんとも懐かしいです。

懐かしいといえば、
テーマパークを作るときは
未来よりレトロが好いそうです。

未来ものを作ると、
一度来ておしまいだけど、
レトロで作ると
リピーターがつくとの事。

話をケチャップに戻します。

アメリカの大手ケチャップ会社が、
あるとき売上を落としてしまいました。

原因は「使いにくさ」です。

他のメーカーが
チューブ式に移行しても
その会社はガラス瓶、

ケチャップも硬いので
最後の方になると思いっきり
振りまわすほどでした。

多少の味の違いより、
子供でも使いやすいものが
強かったわけです。

その会社は悩みどころでした。

なぜガラス瓶なのか?
なぜケチャップが硬いのか?

それには理由があったからです。

品質にこだわり
変なマゼモノの代わりに
良質のトマトを
大量に使っていたのです。

でもこのままでは
売上が落ちる一方だし、、、

ここで現れたのが
われらがコピーライター!

ガラス瓶である理由と
ケチャップが硬い理由を
品質の好さと結びつけ、
「使いにくい」というイメージをを
「高品質」にすり替えました!

その結果
健康志向の人たちが
戻ってきたのです!

コピーライターって
カッコいいですね。

私たちも
魔術師になりましょうね。