退屈が臭う前に必要なこと

知り合いの演奏を聴いたら、
しろうと目にも完成度はたかく、
、、、そして退屈でした。

技巧的であって
音楽的でないのですね。
むしろ音響的かな。

世界的なコンテストでも
結構いい線いった人なので、
演奏は完璧でした。

でもなんだか、
曲芸を観ているみたいで
楽しくないのです。

対照的なのは、
ジプシーのバイオリンや
一部のジャズでしょう。

たとえ技術的にはおそまつでも、
魂にじかに触れてきます。

この違いはどこにあるのでしょう。

しろうと考えですが、
音楽を演奏しているか、それとも
音楽を使って自分を表現しているか、
そこら辺に違いが
あるような気がします。

あなたが音楽家だったら、
ごめんなさい。
所詮しろうとの戯言です。

でもこれは音楽に限らず、
絵でも文章でも
起こり得ることだと思います。

学生時代、裸婦デッサンに釣られて
美術部に在籍していました。

まさに在籍していただけでしたが、
さすがに人の絵を見る機会は
やたらと多かったんです。

このときは若かったこともあり、、
「つまんねぇ奴は、絵もつまんねぇ」と、
ストレートに感じました。

偏見ではないのですよ。

サインの解読がめんどうで、
あとから誰の絵か
人に訊いていたのですから。

真剣に作れば作るほど、
作者自身が浮き出してくるので、
ますます深刻です。

文章については
あなたに毎日さらしている手前、
つっこまれどころ満載なので
触れないでおきます^^;

 

上手なのに退屈という、
悲惨なことにならないためには、
どうしたらいいのでしょう。

私の直感が正しければ、
技巧的なことの他に、
味のある人間になる訓練ですね。

訓練と言ったって、
マニュアルはありません。

人間の幅を広げるためには、
読書とか、自然や芸術に触れるとか、
結局自分が楽しむことみたいです。

でかい仕事をした人の話を聴くとか、
自分が珍しい体験をするとか、
こうなるともはや
訓練ではなく「娯楽」ですけどね^^;

手遅れになる前に、
今日から始めましょう。