芸術は、爆発か !?

「芸術は爆発だ!」

このフレーズは
ご存知でしょうか?

亡くなった岡本太郎画伯が
TVコマーシャルで叫んで
彼を民間の有名人にしました。
https://assaji.sakura.ne.jp/over/archives/4365

あまりに有名なので
いまさらと思うのですが
実は昨日30代の男と話していて
彼がポール・ニューマンを知らないと
わかった時の衝撃が、、、

しかも彼は
そこそこ以上に映画好きで
嬉しくなるくらいに
細かい話を出来る奴なのに、、、

ポール・ニューマンを、
すなわち『スティング』を、
『暴力脱獄』を
『明日に向かって撃て』を知らない
世代に交代済みなのですね(ーー;

 

脱線しました。
「芸術は爆発だ!」の
お話に戻ります。

この「芸術は~」は
文字通り受け取られ、引用され、
影響を受けた人も多いです。

でも実はこれ、
取材記者の聞き間違いで
本当は

「芸術は、場数だ!」

だったという話があるんです。

 

それはそれで深い話で、
実際インスピレーションと多作は
同時に考えづらいですよね。

でも岡本太郎さんは多作だし、
パブロ・ピカソさんも多作です。

これほどイメージというのは
根拠が無いことが多く、
人の言葉は間違って世に広まる
可能性があるのです。

 

新体道の青木先生が
空手の技を整理してみたら、
師匠から弟子へと伝わる過程で
師匠の悪い癖までが、
技の一部として伝わっていました。

けっこうな頻度で、、、

それが好いのか悪いのか
一概には言えないでしょうけど、
もっとたちの悪いのは、

(微妙な話なので
ちょっと声を潜めます)

宗教にかぎらず
いわゆる”教え”が伝わるときに
弟子によって歪んで
伝わることが多いんです。

 

ある人の伝記を読んで
大いに感銘を受けたので
彼を研究しているサークルに
遊びに行きました。

すると服装の色の組み合わせや
飲食物の「べしべからず」の話を
延々と聴かされました。

「ある人」はそういった事から
自由であるための教えを
生涯通じて行っていたのに、、、

何を学ぶかも大切ですが、
誰から学ぶかということも
同じくらい大切ですね。